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はじめに

本編に入る前に、考え方・心構えの一端を記入しました。

最初から、こ難しい・こ面倒くさい と、思われたら、スキップして興味のあるページへと、お進みください。

目  次

1.スポ少・中学野球指導者の心構え

2.軟式(中学校部活)か硬式(シニア・ボーイズ)か?

3.球数制限

1.スポ少・中学野球指導者の心構え

スポーツ少年団(小学生)、中学野球の指導者は、少なくても

『重心』(身体・ボール・バット)の概念、

『運動エネルギー理論 K=1/2 mv 』(投球スピード・バットスピード)の意味を理解して戴きたい。

欲をいえば、『児童心理学』を少しでも齧って、もらいたい。

詳しくは、                              ページを参照してください。

 

『スポーツ少年団』『中学校野球部』に共通する、指導者(自称・形だけ?)スタイルが有ります。 それは、

『気合と根性』 野球!!

皆さんも、何度となく、見聞きしているでしょう! その様な場面が、直ぐに思い浮かぶでしょう!

或いは、「俺の事かな!?」と思い当たる方も・・・・

 

『気合と根性野球』悪くは無いですよ! 

それも、必要です。

何かにつけて、身体を痛がったり(肘・肩・膝・踵・・)、病気のふりをする子も中にはいますから・・・その子の、日ごろの態度・心理を把握して、対処が必要でしょう。

保護者の言葉でよく聞くのは、『うちの子は、根性なし』『親のいう事を、聞かないので』『精神を鍛えて!』 等々、 

子供の躾・教育を他人任せにしないで! 

躾・教育が必要なのは、真っ先に、親かもしれない。

 

『気合と根性野球』良いですよ! 

愛情・信頼関係 そして 理論が有れば!!

「怒鳴る」「怒る」「叱る」 それもOKです。 

練習・試合で、言われたこと(指導・コーチ)を、「しない・やらない」のか、「出来ない・やれない」のか、大違いです。

「しない・やらない」子は、「怒鳴る」「怒る」「叱る」そして「やらせる」。

「出来ない・やれない」子には、忍耐強く、「教える」「指導」「コーチ」。どうして、そうするのか! どうして、そうしては駄目なのか! 論理的に説明する。

昔と違い、今は情報過多です。TVから、ネットから、書物から、等々多様のソースから、論評なしに、情報が入ってきます。こまっちゃくれた、屁理屈、頭でっかちな子供が多いのは、今の社会情勢です。

一寸でも出来た時には、大袈裟に(文字通り、大袈裟に!)褒めてやってください。 褒められて、気分を害する、捻くれ者は、そうは居ません! わざとらしい、と思っても、褒められたら、大人でも、気分は高揚します。まして、子供は・・調子込ませてください! いい気にさせてください! 自慢させてください!(過信は戒めます)。

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2.軟式(中学校部活)か硬式(シニア・ボーイズ)か?

スポ少・小学校卒業ま近になると、シニア(硬式)なのか中学部活(軟式)が良いのか、相談される親は多いです。


基本的には、身体が成長中で筋力が弱いうちは、軟式(部活)を勧めていますが、やはり前提は指導者(教師)がしっかりしている事です。 それは入学してみない事には判断できませんが・・・理論的に指導しているか否か、在校生から情報を取るのも良いでしょうね。 

 

シニア・ボーイズだからと言って、必ずしも良い指導者がいるとは限りません。 比較論では、部活教師に比べればましな指導者が多いでしょうね。
 

軟式を勧める、もう一つの重要なポイントは、(ボールは空洞で、芯が小さい。表面がゴムで捩れやすいため)打撃では眞芯に当たらないと、良い打球が飛ばない。つまり、芯を充分意識しないとなりません。

 

(注)

軟式・硬式ボール構造は、              を参照してください。


投手では、ボール表面に1500個以上の小さいくぼみ(ディンプル)があり、直進するように設計されています。 軟式は横変化しづらく 必然的にストレート(4-シーム、2-シーム)に磨きがかかる。 

カーブを投げるのは極力禁止して、手首・肘・肩の負担を少なくするように、伝えています。 

理由は、軟式ボールは直進性を設計基準にしていますので、横変化はしづらい、球速を変えることで、縦変化は比較的できやすい事が挙げられます。
横変化球(カーブ・シンカー・横スライダー等)では、曲がりを気にしすぎて、腕を外回り、かつ、無理な、肘・手首を内転あるいは外転させる動きがどうしても目立ちます。(試合でよく見かけるのが、ストレートと変化球では、明らかに腕の動きが異なる投手です。打者にこの特徴を教えることで、打ち崩す事が可能です。) これが、野球肘・野球肩を引き起こす大きな要因と考えるからです。
ですから、ストレートと同じ、肩・肘・手首の動作で出来、グリップ(握り方)で可能な、縦変化の縦スライダー・チェンジアップ・スプリットを教えることにしています。 成長し続ける、高校野球まで、怪我を避けるためです。 各人、手首から肘の長さ、指の長さ、指関節の柔軟さをみて、球種を選びますが、最終的には個人に選択させます。変化球は、ストレートと同じ腕の振り方で、握りで縦スライダー・チェンジアップ・あまり勧めていませんが、スプリットのうちから、一つだけ教えるようにしています。

能力の高い子の両親は、硬式(シニア)か? 軟式(中学部活)か? 悩ましいでしょうね。

3.球数制限

日本でも関係者の間で、再三ピッチャーの投球数制限が話題になる事がありましたが、未だに統一した見解を得るには至っていません。 

反対する意見の中には、指導者自身が自覚し、子供の能力に合わせて、制限すれば良い。体力差が有る子供を一定の基準で縛るのは、上達を阻害する。などと子供の保護、将来への可能性を蔑ろにし、気合と根性を言い張る、理論度外視の指導者が数多くいるのが実情です。

野球先進国アメリカでは、将来の野球人生を視野に、ユース時代(18歳以下)では、故障・怪我を極力なくし、基礎体力・基礎技術を習得することが優先されると、明確に示されています。

従って、アメリカでは、一番負担がかかるピッチャーの投球数制限は、国の統一基準があり、更に州毎に、細かい規定を設けています。

 

一例を以下に示します。

2014.12 Ken Saito

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