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4-シーム ストレート

目次

「グリップ」

「リリース」

「応用」

投球編に

最も基本的な球種で、誰にでも投げられ、野球を始めた時に最初に覚えるグリップ(握り・掴み)が、この4-シームと2-シームです。

グリップ(握り)

馬蹄形先端を薬指側にし、シーム(縫い目)を横にし、4本のシームがボールの進行方向に直交するようにします。人差し指・中指を指一本分開き、第一関節部分1/3の箇所をシームにかけます。180°反対側を親指の第一関節内側2/3部分で、支えます。3本の指で、つまむ様な感覚です。

 

其々の指の長さが、大概の人は違います。自分の特徴を把握して、中心軸を若干傾斜させるとか、指の位置を変えます。

指間隔を開ける理由

人差し指・中指間隔を指一本分開けるのは何故か? 強く握り、速度を増すには、人差し指・中指をくっつける事が有効です。しかし、ボールを親指と2点で支えるため、不安定でコントロールが定まらない、重大な欠点があります。 人差し指・中指間隔を開けると、コントロールし易くなりますが、速度が出ません、スプリット・フォークがその良い例です。 速度を最大にし、コントロールを安定できるのが、人差し指・中指間隔を指一本分開け、親指と3点で握る方法です。

リリース

親指(6時)から離れ、人差し指・中指の中間(12時)の方向へ、強力に逆回転(バックスピン)を掛けます。一回転でシームが、気流を4度横切ります。ボールは直進し、指を離れた時(初速)とキャッチャーが受けた時(終速)の差が小さいのが特徴です。

ボールはピッチャーからキャッチャーまで直線的に移動します。 

バックスピンが多く、早い球はバッターにとって、浮き上がる様に見えます。つまり、伸び・キレのあるボールです。

「応用」 小学低学年

全体に筋力がなく、手が小さく・握力が低く、ボールを強く・しっかり握ることが出来ない子を、度々見かけます。結果として、スピードが上がらず、コントロールが定まらなくなります。

そのような子供達には、下図の様に、3本指(人差指・中指・薬指)を揃えるグリップを勧めています。 

2014.12 Ken Saito

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